「内航海運新聞」ニューストピックス

平成23年(2011年)5月2日付 第2191号
【1面】 ・福島原発事故での電力不足で火力発電などの再構築が急
 がれる
  
内航タンカー業界は今後のエネルギー政策を注視
   
黒油船など来年度にかけて20隻強が竣工か
・社説「代替建造促進の最終報告に想う」(中)
 
 方向性の具体策が最大課題
・一部の鉄鋼メーカー、鋼材運賃を3%前後を値下げ
  
用船料は当面据え置きか
・JX日鉱日石エネルギーの4〜6月期の燃料用C重油価格仕
 切基準
  
前期比1万2100円(22.1%)アップの6万6950円に
・政府、高速道路無料化社会実験を一時凍結へ
  
夜間の大型車無料化社会実験もとりやめに
・内航総連、平成23年5月期建造等申請と解撤等交付金申
 請の受付を開始
【2面】 《特別寄稿》 日本ガスラインの菊田利明機関長が東日本大
 震災直後に目にしたもの
 
 「故郷の気仙沼は無残な廃墟だった」
   
感謝する側も、感謝される側も、まったく同じ。感謝!感
   謝!

    
故郷は見るも無残なガレキの廃墟に
    ドラム缶で湯を沸かし無料の風呂屋を開業
    無人の隣家から出荷、風呂水で延焼を逃れる
【3〜5面】 《社内てい談》 東日本大震災と代替建造促進を検証
  
未曾有の東日本大震災―内航海運は緊急輸送て活躍
   
内航総連、震災直後に災害対策本部を設置
    
まず内航タンカーがフル稼働
   復興資材輸送はこれからが本番
    
一部の内航船に船腹不足減少も
   現政権の政策要請は雲散無償に

    
カボタージュ規制の必要性を立証
  
代替建造対策検討会の最終報告を検証
   
現時点では高いを評価だが問題は実現可能な具体策
    
平成28年度以降は減船対策を失う
   早期解消の背景と矛盾点
    
真水の投入なしでの早期解消要請
     
当局の代替建造対策検討会の対応は正解
   長期的な資金管理計画を策定
    
収支相償う最終年度を推計
     
輸送需要の変動は毎年度見直しで
   優遇策のインセンティブ
    
平成27年度までは鉄道・運輸機構との共有船で措置
     
28年度以降は建造納付金に採用も
   平成25〜27年度の納・交付金単価の設定問題
    
業界側は規程どおり押し通す
     
当局側の減額要請を警戒
   借入金の返済と優先順位
    
民間金融機関への返済は平成24年度で完済
     
交付金の交付優先順位は2番目
   アクションプログラムの課題
    
財務省や荷主、公取委の中で議論か
     
建造納付金単価差で船種拡大も
   平成28年度以降の新たな事業

    
建造納付金だけの片肺飛行は問題
     
解撤交付金制度に代わる妙案を
   
内航海運の位置付けなどでグループ化促進を強力に推
   進へ
    
内航海運や中小造船所の役割は重要
     
金融・税制面などで進路拡大を支援
   
内航総連の要望は叶ったのか
    
方向性では相当程度反映か
     
第三次的な新たな事業にかかる
・国交省海事局が4月22日に交政審海事分科会第22回船員
 部会を開催
  
海技教育機構と航海訓練所の中期目標・計画を説明
   
海技教育機構の入学定員は30名減の350名に
   内航用練習船の導入で若年船員の即戦力化を強化

で即戦力を強化
・「海と船と港の物語」(242)
  
水の記憶能力B
【6面】 ・日通総研短観3月調査、4〜6月期は全輸送機関がマイナス
  
運賃・料金は鉄道コンテナ以外は緩やかな上昇を見込む
・海保庁の東日本大震災による被害状況
  
船艇・航空機・施設などに甚大な被害が発生
   
灯台などの倒壊・傾斜も35基
・海上技術安全研究所、開放型研究施設方式を導入
  
イノベーションの開発拠点化を図る
・海洋政策研究財団が排他的経済水域総合的管理の法制化
 で骨子案を公表
  
5月ごろを目途に国会や政府などに提言
・中小型造工の檜垣清隆会長が被災造船所への支援を要望
  
民主党や中小企業対策連絡本部、海事振興連盟などに
・国交省海事局が東日本大震災での造船所や関連事業の被
 災状況をとりまとめ
  
大半の施設が壊滅的な被害を受ける
・日本舶用工業会が5月18日に今治でシップリサイクルセミナ
 ーを開催
・渦潮電機がゼロスポーツのEV(電気自動車)事業を譲受
・内航タンカー組合がまとめた平成22年度第3四半期の輸送 実績
  
一般タンカーは前年同期比2.60%減の3331万5483キ
  ロリットル
   
特殊タンク船は同3.76%減の448万4450トン
・第一中央汽船が東日本大震災の復興支援ボランティア活動
 のための特別有給休暇制度などを導入
・「わが社の新造船」
  
運航=井本商運、船主=山九
   
749総トン型コンテナ仕様貨物船「公龍丸」が小池造船
   海運で竣工
【7面】 ・全海運の活性化プロジェクトチームの意見書
  
建造促進には市場回復が不可欠
   
1 内航海運代替建造対策検討会答申について
   2 平成25年度以降の暫定措置事業のあり方について
   3 今後決めなければならない課題

《特別企画》 ハイテクタンカー「第二内海丸」が就航
  
運航=鶴見サンマリン、船主=内海汽船、鉄道・運輸機構
  建造=伯方造船
   
MHIマリンエンジニアリングの音声認識運航支援システ
   ムや全自動荷役支援システムなどを搭載

・全国港湾、東日本大震災で日港協や国交省、厚労省に申し
 入れ
  
港湾労働者の生活安定策と雇用・就労の確保、港湾機能
  の回復・復興などで
【8面】 ・海事振興連盟が4月19日に臨時会合決議を採択
  
被災者への支援などで9項目を決議
・「有力オペレーターの経営戦略」
  
今後の石油需給動向を注視
   
鶴見サンマリン社長 平岡 兼次氏
・鉄道・運輸機構の平成22年度共有貨物船船主決定は30
 隻、4万5177総トン、機構分担額約278億円に
  
旅客船は3隻、8390総トン、機構分担額約28億円
・国交省、平成23年度第1次補正予算で1兆1500億円を計
 上
・内航タンカー組合がまとめた平成22年度の内航タンカー船
 員実態調査結果
 
 採用者は前年度比390人減の849人(新卒143人、中途
  706人)
   
退職者は同163人減の1044人に
・九州運輸局、6月21日に海の就業フェアを開催
 
 「めざせ!海技者セミナーin Fukuoka」
・海技教育機構、平成23年4月現在の卒業生の就職状況を
 公表
  
就職希望者351名のうち就職内定者は95.7%の336名
・国交省、輸出コンテナおよび船舶の放射線測定を京浜港で
 開始
  
港湾内の大気や海水についても測定を実施
・鶴丸海運グループが東日本大震災の被災者への義援金とし
 て計1063万円を日本赤十字社に寄付
・関東沿海海運組合が5月24日に通常総会を開催へ

 

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前畑造船 MHIマリンエンジニアリング


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