「内航海運新聞」ニューストピックス

平成21年(2009年)3月16日付 第2086号
【1面】 ・内航総連、内航海運「緊急不況対策」の基本策固める
  
暫定措置事業の活用に絞って対応へ
   
原資は政府保証枠の拡大を要望
  
上野会長、早急の実現に最大の努力
   
国や当局に理解を求める
・社説「平成21年1月期下期分の解撤交付金申請動向」
  
大量の駆け込み申請が濃厚か
   
余剰船腹が大量に増加、大型油送船は10隻も出るか
・内航総連、実施細則を改定して解撤交付金申請を年4回に
  
平成21年度は5月、9月、11月、3月の実施へ
・内航春闘の第2回交渉で有効期間は仮合意(3月9日)
  
賃金・諸手当以外の項目で逐条審議に
・内航総連の内航元請オペレーター輸送実績調査(2月分)

  貨物船は前年同月比で29%減少
  油送船も同10%の減少
・明和海運の社長に中田篤専務が就任(2月27日付)
【2面】 ・チャレンジフェア東京、事業者35、参加者108名で盛況
  
16件の保留が出る
・大型カーフェリー春闘、3月9日〜15日まで順次第1回交渉
  
職務給の移行措置の撤廃で論議
・リサイクルポート推進協議会、3月14日〜16日まで「一般貨
 物船によるバルク混載輸送」実験を開始
  
沖縄/九州間の離島関連の実験は見送りに
・チャレンジフェア徳島での保留は7件・6名に
・九州地方海運組合連合会が管内の組合別・船種別全船腹量
 を調査集計
  
全船腹量は543隻、うち248隻(約46%)が船齢16年超
  船に
・栗林商船が2009年3月期業績予想を修正
・近畿運輸局と近畿内航船員対策協議会、3月4日にJOBカ
 フェOSAKAで船員就職セミナーを開催
  
船員職業に興味を持った30名の一般人が参加
   
6名は求職票を提出
・船内荷役春闘、3月11日に第3回中央交渉を行う
  
経営者側は回答を再び保留に
・明和海運の2月27日付役員異動
・旭タンカーの4月1日付・6月末日付役員異動と組織変更
・山九、新日鐵の平山常務を専務に迎え入れへ
・三井室町海運の福岡支店が事務所移転
【3面】 ・国交省海事局の蝦名邦晴・海事人材政策課長に聞く
  
船員の確保・育成で警鐘を鳴らす
   
不況による影響
   船どころの求人状況
   ハローワークとの連携
   今後の対応
   フェリー対策
   若手の育成
   関係者に望むこと

・鉄道・運輸機構の共有建造支援セミナーでシップリサイクル
 に関する説明も行われる
  
内航船への影響と条約などを説明
   
シップリサイクル条約と内航船
   シップリサイクル条約の骨子
   条約関係者の責務
   有害物質一覧表(インベントリ)
   インベントリ作成義務(新造船/現存船)
   条約発効スケジュール
   内航船への影響

・全国港湾と港運同盟が日本経団連に申し入れ
  
港湾運送料金の適正収受の周知などで
・日本舶用工業会、スーパークリーンマリンディーゼルの実船
 実験を2009年度から2011年度まで実施へ
・ホテルマリナーズコート東京が春の鯨料理フェアーを開催
・5月14日に第39回戦没・殉職船員追悼式を開催
・日本船主協会が「日本海運の現状」を発行
【4面】 ・日本舶用工業会が日舶工アクションプラン2009を発表
  
アクションプラン2009のポイント
   
1 業界内外における交流・連携等の強化
   2 人材確保・養成対策の推進
   3 安全・環境問題への積極的な貢献
   4 技術開発の活性化
   5 グローバル展開の推進

・日本舶用工業会の機関室のモジュール化を調査研究
  
内航船をモデルケースに実船試験へ
・日舶工の低質油の燃焼に関する研究会、4年間研究期間で
 多くの成果をあげて終了
・九州運輸局、2008年の鋼製船舶造船実績を公表
  
手持ち工事量は堅調を維持するが受注量は23%減少
・日本海運集会所が3月25日に「航行サポート」で講演会
・日中海運輸送協議会がまとめた1月の日中間コンテナ貨物
 輸送実績
・日本鉄鋼連盟がまとめた2008年の鉄鋼国内輸送機関別発
 送実績
  
前年比1.4%減の7448万2400トン
   
船舶は同1.1%減の4822万9418トンに
・「海と船と港の物語」(151)
  
太平洋の国と島@
【5面】 ・海外売船不振と漁船の大幅減船は船舶解撤事業者に追い
 風か
  
山路会長、船齢16年超船の緊急不況対策に対応
・交政審の第34回港湾分科会が「地球温暖化に起因する気
 候変動に対する港湾政策のあり方」について答申案を報告
・IMOの第13回ばら積み液体・気体小委員会(BLG13)審議
 結果
  
船舶からの排出ガス規制実施に関するガイドラインなど7
  本が最終化
・中小型造工がホームページで進水式・見学会を紹介
  
神田造船所に呉の原小学校児童を招待
・全日本造船機械労働組合が3月10日に労働者の生活と雇
 用、職場の不安の解消で造工などに要請
・九州運輸局が地域公共交通活性化・再生総合事業の公募を
 開始
・全国通運連盟が第4回鉄道利用運送推進全国大会を開催
  
鉄道輸送の拡大に向けて大会決議
・交政審の第34回港湾分科会、6港の港湾計画を了承
・横河電子機器が航海機器の受注を停止
  
ホームページに受注停止製品などを掲載
・物流連、新型インフルエンザ対策で講演会開催(2月24日)
《資料》 内航総連の3月11日現在の解撤交付金総括表
【6面】 ・海外売船の価格は暴落状態
  
油送船の商談は皆無状態が続く
・「有力オペレーターの経営戦略」
  
定額運賃制の導入で荷主と一体で効率化を
   
旭タンカー社長 岩田誠氏
・内航総連、499総トン型一般貨物船・ケミカルタンカーのモデ
 ル設計で中間報告
  
船員室7室を確保し載貨重量などの減少は最小限に
・中部運輸局、3月6日に第6回中部地区内航海運活性化懇
 談会を開催
  
船齢16年超船の真水による買上げ要望なども出る
・内航総連、平成21年1月期建造等申請を審査
  
14隻全船、2万6962対象トンを認定
   
差引建造等納付金額は6億2019万400円
・内航総連、平成21年1月期(上期)解撤等交付金申請を審査
  
23隻、18億491万8850円
   
未交付金額は20億5319万7350円
    
累計交付金額は1661隻、1247億9970万1150円
・鉄道・運輸機構がSES1200総トン型旅客フェリーで鹿児島
 市と契約
  
中谷造船で建造し、鹿児島港桜島桟橋と桜島港間に平成
  23年3月に竣工予定
   
両頭単胴型で全旋回式二重反転ポッドプロペラ2式装備
・海へのチャレンジフェアへの参加とりやめ企業が出る
  
仙台では4社、東京では3社がとりやめ
・内航総連、若年船員OJT助成金で39名、945万円を承認
・内航総連、沖縄特例船の寄港地を2港から3港に

 

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山中造船 日本技術サービス 島田燈器工業

 

佐々木造船 赤阪鐵工所