「内航海運新聞」ニューストピックス

平成13年(2002年)2月11日付け 第1735号 
【1面】 ・内航総連が臨時総会で暫定措置事業規程の一部を改正
  
建造等納付金単価差2万円など、資金管理の適正化など
  も決める
  上期と下期で資金計画し、交付金申請は年4回に
   
内航海運暫定措置事業規程の一部改正の要点
   資金管理計画適正化方策に関する理事会決定の要点

・社説「国政にとどいた決起大会」(上)
  
国の重要産業として再認識
・小谷会長、交付金不足すれば15年度も予算要求へ
・次世代懇談会での行政のあり方で5組合の意見
  
適正船腹量・標準運賃などの廃止は全組合が反対
  船舶管理会社制度の整備は賛成
【2面】 ・国土交通省が第4回船員即戦力検討委員会を開催
  
事務局案でインターンシップ制度導入を提示
  専修科の拡充なども盛る
・国土交通省が物流総合情報提供システムの実証実験を開始
  
最適航路の検索が可能に
・山中造船がホームページを開設
  
エラ船型や新標準船を紹介
・第3回苫小牧港物流推進会議で推進計画をとりまとめ
  
当面は革新荷役船を中心に24時間フルオープン体制へ
・東京電力の小名浜/広野の石炭輸送
  
3月末までに落札船主を決定へ
・内航企業の動き
 
琉球海運が「かりゆしおきなわ」を代替建造へ
  
新造船は東京/大阪/那覇航路に
 
栗林商船、神瑞丸を改造し積載能力を向上
  
商品車80台から200台積みに
 
スミセ海運の石灰石専用船「しゅうほう」が竣工
  
多くの近代化設備を採用
 
鹿児島海運が旧「ぎおん丸」を運航
・日本港運協会がまとめた年末年始の荷役実施状況
・日本舶用機関整備協会の当面の会合・行事予定
《資料》内航輸送実績(上・下期別)推移(一号票)
【3面】 成功裡に終えた決起大会、国会議員からの激励と
 船主の苦悶の訴え!

  
危急存亡で適正運賃・用船料の確保を陳情
 
【国会議員からの激励挨拶】
 
 関谷勝嗣・参議院議員(自民党・愛媛県)
  
 国政の場で取り上げたい
  
谷本龍哉・衆議院議員(自民党・和歌山1区)
   
内航には構造的問題あり
  
小野晋也・衆議院議員(自民党・愛媛3区)
   社会を変えていく決意を
  
山口俊一・衆議院議員(自民党・徳島2区)
   
ただならぬ状況を理解
  
逢沢一郎・衆議院議員(自民党・岡山1区)
   
担保された規制緩和が必要
  
北岡秀二・衆議院議員(自民党・徳島県)
   
内航もセーフティネットが必要
  
山本公一・衆議院議員(自民党・愛媛4区)
   
国家として保護すべき産業
  
七条 明・衆議院議員(自民党・四国比例)
   
金融関係で役に立ちたい
・代理出席の国会議員(敬称略・順不同)
  
二階俊博、池田行彦、村上誠一郎、野間 赳、村田吉隆
  虎島和夫、塩崎恭久、安部晋三、世耕弘成、田浦 直
  平沼赳夫、林 芳正、鴻池祥肇、泉 信也、高木義明
  木村義雄、加藤紀文、熊代昭彦、平井卓也、松谷蒼一郎
  後藤田正純、片山虎之助、橋本龍太郎
【4面】 船主による各地区の状況・意見
 
 林 克基氏(祝林タンカー) 管理コストも見込めない
  大石 傳氏(大石海運) 政府保証ではなく補助金を
  濱田泰二氏(濱田海運) このままでは船員は消滅
  天羽勝三氏(宝祥海運) 過剰船処理で資金枠撤廃を
  畝河内毅氏(富士汽船) モラルのないマーケットは問題
  別宮友幸氏(今発海運) 組合組織の改革こそ必要
  千原一好氏(順洋汽船) 用船料値下げは自殺行為に
・決起大会での未発言船主からの意見
  
行政当局はカポタージュ堅持の宣言を
・中国運輸局と中海連が次世代ビジョン連絡協議会を開催(中)
  
内航海運事業者の意見
【5面】 ・自動車専用船会社が4月から運賃値上げを要求へ
  
輸送手段の減少で強気の姿勢崩さず
  中古車輸送の活発化も背景に
・日通総研の荷主企業にみる2002年度の荷動き
  
下期からある程度の回復基調に
・運輸事業団、14年度の基礎的研究で課題募集を開始
  
IT活用による輸送の高度化など3分野4課題
  応募締め切りは3月25日まで
・第14回北九州港セミナーを開催(1月30日)
  
トライアングル・ネットワーク構想の実現化を目指す
  7月末にはPSA社と実施協定を締結へ
・内航船舶輸送統計10月分
  
貨物船は16.0%増、油送船は10.2%減
・JILSの2002年のロジスティクスの展望でアンケート
  
情報化の推進が45.5%でトップに
・建交労協が取引実態の定期的調整などを関係官庁に実効
 確保を要請
・13年度共同事業買上交付金2隻、約1600万円を交付決定
  
貨物船1隻、約6000万円を認定し予算はオーバー
・転廃業助成金で貨物船1件、油送船1件を認定
・合田汽船が事務所移転
【6面】 ・平成13年度1月期解撤等交付金申請締め切る
  
93隻、約8万6000トン、交付金額約59億円が申請
・内航総連理事会、11月期交付金対象船舶を認定
  
78隻、交付金額約75億2000万円
・内航事業者の窮状を理解と安富海事局長が語る
  
優越的地位濫用問題は公取委に対してバックアップ
・全内船四国支部が用船料調査(13年12月現在)
  
499型平均は837万円、199型平均は473万円
・国土交通省が任意ISM審査状況をまとめる
  
申請件数は55社、55隻、交付件数は39社、39隻に
・ISM担当官会議は審査の均一面で成果
 
 情報の一元管理の徹底を
・内航総連理事会、12月期建造等認定申請を審査
  
15隻を認定し、3隻を保留